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皆さんこんにちは!
株式会社エーワン工業、更新担当の富山です。
~“光の道”をつなぐために必要なプロの道具たち~
今回は、光ファイバーを使ったインターネット回線「FTTH(Fiber To The Home)」の工事現場で使われている、専門的な道具や機材についてご紹介します。
FTTHの導入には、スピードと正確さが求められるため、現場では用途に応じた道具を使いこなすことがとても重要です。
それでは、現場でよく使われている代表的な道具たちを見ていきましょう!
まずは、FTTH工事において**“主役”とも言える存在**が光ファイバーケーブルです。
このケーブルを通じて、家庭やオフィスまで高速なインターネット信号が届けられます。
銅線ではなくガラスやプラスチックでできた繊維状の線
光信号としてデータを伝えるため、ノイズの影響を受けにくく、超高速通信が可能
ケーブルは非常に細くて繊細なので、取り扱いには細心の注意が必要
一見細くて軽いケーブルですが、その役割は非常に重要。“光の高速道路”を構築する、インフラの命綱的存在です。
光ファイバー同士をつなぐために使用される、専用の接続機器です。
「融着接続」と呼ばれる方法で、ファイバーの端と端を高熱で溶かして一体化させます。
接続部分の信号損失を最小限に抑えるため、高度な精密作業が必要
機材自体が高価で、正確な操作技術が求められる
最近では、軽量でコンパクトな融着機も登場し、持ち運びが便利に
この作業は、FTTH工事における**“職人技”のひとつ**とも言われ、作業者の技量が仕上がりに直結します。
融着が完了したら、次に登場するのが「ケーブルテスター」。
これは、光ファイバーが正しく接続され、データが正常に通っているかを確認するための機材です。
OTDR(光パルス反射測定器)などを使用して、接続ロスや断線を検出
正常に通信ができるかを“数値”として確認できる
施工後の品質保証として欠かせない検査機器
「つないだつもり」では済まされないのが光通信の世界。目に見えない光の流れを“見える化”するのがテスターの役目です。
宅内への引き込み作業には、ドリルや配線専用の工具も必要です。
建物の壁に穴を開けてケーブルを引き込み、モデムやONU(光回線終端装置)などとつなぐ作業もFTTH工事の大切な工程です。
コンクリートや木材用の各種ドリルを使い分ける
ケーブルを美しく、目立たず配線する技術も求められる
必要に応じてモールや保護カバーなども使って施工美を確保
配線の美しさや安全性は、お客様の満足度にも直結します。**「仕上がりまでが工事」**という意識が、信頼につながります。
FTTH工事では、こうした専用の道具や機材があってこそ、高品質なインターネット接続が可能になります。
それぞれの道具は専門的で扱いも難しいものが多いですが、正しく使えば仕事の精度もスピードも大きく向上します。
「どんな工具を使うか」よりも、「どれだけ丁寧に、正確に使えるか」がプロの差。
熟練の作業員ほど、自分の工具を大切に扱い、現場での動きにも無駄がありません。
次回の**第4シリーズでは、「未経験者でもできる?FTTH工事に必要なスキル」**をテーマにお届けします!
「工事って難しそう…」「資格がないと無理?」そんな疑問をお持ちの方にも、わかりやすくご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!
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