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月別アーカイブ: 2025年4月

エーワン工業のよもやま話~第3回~

皆さんこんにちは!

 

株式会社エーワン工業、更新担当の富山です。

 

 

 

第3シリーズ:FTTH工事で使う道具・機材紹介🔧📡

~“光の道”をつなぐために必要なプロの道具たち~

今回は、光ファイバーを使ったインターネット回線「FTTH(Fiber To The Home)」の工事現場で使われている、専門的な道具や機材についてご紹介します。


FTTHの導入には、スピードと正確さが求められるため、現場では用途に応じた道具を使いこなすことがとても重要です。
それでは、現場でよく使われている代表的な道具たちを見ていきましょう!


✅ 光ファイバーケーブル

 

まずは、FTTH工事において**“主役”とも言える存在**が光ファイバーケーブルです。
このケーブルを通じて、家庭やオフィスまで高速なインターネット信号が届けられます。

  • 銅線ではなくガラスやプラスチックでできた繊維状の線

  • 光信号としてデータを伝えるため、ノイズの影響を受けにくく、超高速通信が可能

  • ケーブルは非常に細くて繊細なので、取り扱いには細心の注意が必要

 

一見細くて軽いケーブルですが、その役割は非常に重要。“光の高速道路”を構築する、インフラの命綱的存在です。


✅ 光スプライス(融着機)

 

光ファイバー同士をつなぐために使用される、専用の接続機器です。
「融着接続」と呼ばれる方法で、ファイバーの端と端を高熱で溶かして一体化させます。

  • 接続部分の信号損失を最小限に抑えるため、高度な精密作業が必要

  • 機材自体が高価で、正確な操作技術が求められる

  • 最近では、軽量でコンパクトな融着機も登場し、持ち運びが便利に

 

この作業は、FTTH工事における**“職人技”のひとつ**とも言われ、作業者の技量が仕上がりに直結します。


✅ ケーブルテスター

 

融着が完了したら、次に登場するのが「ケーブルテスター」。
これは、光ファイバーが正しく接続され、データが正常に通っているかを確認するための機材です。

  • OTDR(光パルス反射測定器)などを使用して、接続ロスや断線を検出

  • 正常に通信ができるかを“数値”として確認できる

  • 施工後の品質保証として欠かせない検査機器

 

「つないだつもり」では済まされないのが光通信の世界。目に見えない光の流れを“見える化”するのがテスターの役目です。


✅ ドリル・配線工具

 

宅内への引き込み作業には、ドリルや配線専用の工具も必要です。
建物の壁に穴を開けてケーブルを引き込み、モデムやONU(光回線終端装置)などとつなぐ作業もFTTH工事の大切な工程です。

  • コンクリートや木材用の各種ドリルを使い分ける

  • ケーブルを美しく、目立たず配線する技術も求められる

  • 必要に応じてモールや保護カバーなども使って施工美を確保

 

配線の美しさや安全性は、お客様の満足度にも直結します。**「仕上がりまでが工事」**という意識が、信頼につながります。


おわりに:道具は職人の“分身”

 

FTTH工事では、こうした専用の道具や機材があってこそ、高品質なインターネット接続が可能になります。
それぞれの道具は専門的で扱いも難しいものが多いですが、正しく使えば仕事の精度もスピードも大きく向上します。

「どんな工具を使うか」よりも、「どれだけ丁寧に、正確に使えるか」がプロの差。
熟練の作業員ほど、自分の工具を大切に扱い、現場での動きにも無駄がありません。


次回予告📢

 

次回の**第4シリーズでは、「未経験者でもできる?FTTH工事に必要なスキル」**をテーマにお届けします!
「工事って難しそう…」「資格がないと無理?」そんな疑問をお持ちの方にも、わかりやすくご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!

 

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